我がままに道を行け

はじめまして、東北のボイメンファンです。

12月25日にボイメンが新曲「ガッタンゴットンGO」をリリースするにあたって、愉快なお友達のよこさんが「ボイメンわたしの1曲」という企画をされていたので参加しています。

adventar.org

 

 文才であったり話題の選び方がセンスのある方々に続くので、これはもう勢いがないとダメだ!頭のネジ外して書かねば!と意気込んでみたものの、友人曰く根が武士らしいのでネジは外れずその場でスキップした程度のテンションでお送りいたします。

本日私が書かせていただくのは、BOYS AND MENさんのライブの盛り上げ定番曲である「帆を上げろ!」について。

 

こちら、2017年8月2日リリースの作詞いしわたり淳治さん、作曲はヒャダインさんこと前山田健二さん、振り付けはラッキィ池田さんという名前が並んでいるこの時点で楽しいことがわかる楽曲です。

百聞は一見に如かずなので、まず一度MVをご覧ください。


BOYS AND MEN - 「帆を上げろ!」MV

2019年12月13日現在、100万回再生超えになっていて、200万回再生の進化理論に次ぐボイメンの代表曲ではないでしょうか。

サムネがどこかでみたことのあるポーズですが、当時は夏映画のタイアップか!?とドキドキしていました。いつかそんな日が来たらいいな。

 

さて、この「帆を上げろ!」はドラマイズム*1の『マジで航海してます。』(2017年)*2の主題歌でもありました。

飯豊まりえさんと武田玲奈さんというダブル主演のこのドラマのあらすじをざっくり説明すると、全く性格の違う2人の女の子が悩みながらも愉快で楽しい仲間たちと航海士を目指していくお話です。

そして、その主人公たちを囲む愉快で楽しい仲間の1人である鳴海新太くんを、BOYSANDMENのテーマカラー白と紺、勇翔(ゆうひ)さんが演じていらっしゃいました。

 

 

ーここからちょっとオタク自分語りをしますのでしばらく飛ばして読んでいただいても何の問題もありませんー

 

私は、東北に住んでいるので、小さな頃から雑誌とかに載っている番組は基本的に映らないものである、映っても数週間遅れであったり、突然打ち切りになったりと、子供ながらに東北はエンターテインメントを得るには難しい環境なのだと肩を落としていました。(なんとおはスタも映りません)

大人になってライブという文化に触れてからは、ZeppSendaiが2012年7月1日に閉館*3してしまったので、様々なアーティストさんがZeppツアーで全国をまわるよ!という言葉にZeppSendaiがあったらなあ。と。

ボイメンのことを応援し始めた頃も「名古屋から全国へ」という言葉に対して、物理的な距離だけではない“遠さ”をいつもどこかに抱えていました。

ですが、ここ最近は様々な配信サービスによって地方を感じさせずにエンタメを摂取できる世の中なので、そんな当初抱えていた気持ちも大人しくなって楽しい日々を過ごしています。

『マジで航海してます。』も、MBSさんが地上波での放送後にインターネットで動画配信をしてくださったり、BS12 トゥエルビさん(最近は小林豊さんと勇翔さんがゲスト出演した「ハワイに恋して」も配信していました。)でも放送していたのでみることができたのですが、

テレビユー山形” “IBC岩手” “テレビユー福島

この上記3つの局でも放送されました。

自分が応援している地方発信のグループが主題歌を歌い、メンバーが出演しているドラマが、東北の局で放送される。

そのことが、たまに遠征して、住むところの違う友達と一緒にリアルタイムできる全国放送するテレビ番組にボイメンが映るのが嬉しいなあと思っていた東北の一ファンにとっては、とても衝撃的だったのです。

帆を上げろのリリースされた2017年は、武道館があって、春に怒涛の47都道府県ツアー*4があって、私だけではなく各地のファンが地元にいるボイメンをみられた興奮がまだ覚めやらぬ。という年で、そこに覆い重なるように決まったこのことは、ボイメンのパワーが“届いた”と思わせてくれた出来事でした。

なので、私にとってこの曲はボイメンの「名古屋から全国へ」の言葉が目に見えるものになってる!と感じさせてくれた思い入れのある一曲です。

あと推しが出演しているドラマの主題歌なので超大好きです。

 

ーここまでオタクの自分語りでしたー

 

ここからは「帆を上げろ!」をにおける楽しいポイントを書き連ねていこうと思います。

まず、MV編。

軍服アレンジの学ラン(通称:海学ラン)がかっこいい。

学ランそのものがいかついイメージがありますけど、軍服アレンジになることで日頃のヤンチャ感とかオラオラ感が普段がハバネロレベルなら今回はブラックペッパーレベルとなって、背筋がシャンとしていて凛々しさがマシマシのマシになるあたりが“正統派”な感じがしてもうその時点で一旦動画静止して深呼吸したい。

あと何百万回言われてるとは思うんですがメンバーごとに装飾が異なる中で水野さんとかが勲章?沢山付いてるのがわかりみが強い。階級とかは詳しくないので、その道に明るくて海学ランはこういうエモポイントあるんだよ!という方、コメントお待ちしております。

白シャツバージョンもある一粒で二度おいしい海この衣装。メンバー皆ネクタイなんですが吉原さんだけ一人首元シャレオツなの超ずるいかっこいい。

小道具について。

ボイメンのMV、ストーリーつきがちなのでライブではみられないやりとり、小道具の使用とひとくくりにしましたが船の上ならでは!って物が出てくると特にワクワクします。

冒頭のデッキブラシで甲板掃除しているところとか、謎に樽抱えて出てくる辻本さん*5とかドン○ーコングじゃん!ってフフッとしたり、舵使うところとか十人十色の個性で選り取り見取りだったり、突然出てくる謎の巨大しゃちほことかライブでは絶対に見られない楽しさだと思います。

寸劇について 。

よくみるMVとかなら言い争いのシーンって実際にアドリブとかが繰り広げられていて、何を言っているのか読み取るのが楽しかったりするんですが、

流されるまま 生きる奴らに 背中で叫べ

デカい後悔すんならいっそ大航海 全力で限界へ

アイアイサー!

ボイメンはここの唇みてると普通に歌詞通りなんですよね。体の感情と異なる感情の言葉を発するのって凄くないですか?私はすげー!って言いました。あと勇翔さんがカッコイイです。超カッコイイ。顔面力が生きる広告塔。

からの台詞パート。

ここについてはライブ編でも触れるつもりなんですが水野さんを囲んで膝を抱える大の男たちっていう図。でかくていかつい男たちがコンパクトに収まって大人しく話を聞いている姿。ボイメンがただの輩ではなく近所のお兄ちゃん感あるのってこういうところだと思います。

 

次に、ライブ編です。

水野さんと勇翔さんが並んで立つ。

最初から最高の予感しか感じません。「YANKEE ROAD」「YANKEE ROAD the BEST」のジャケットでもこの二人ボスと裏ボス(?)みたいな配置されてますけど絵面が強い。どっしりとした重厚感、物語の中でピンチに追い込まれたときにこの二人が来てくれたらこの後の展開は絶対に助かると確信する絵面です。

デッキブラシというアイテムについて。

MVと同じデッキブラシ有りver.と無しver.があって、後者の方がリリイベとかで目にする機会が多いですが、有りverの時、

流されるまま 生きる奴らに 背中で叫べ

ここの、“背中で叫べ”のところでデッキブラシでカンカンやるのが、仄かな殺陣を感じ取りつつ、中学生男子の掃除の時間をも彷彿とさせる真剣な表情と悪戯っこな笑顔があの数秒間ステージいっぱいに溢れているんですよ!MVの時もここ触れていましたけどここめっちゃ大好きオタクです。このあとすぐ、

デカい後悔すんならいっそ大航海 

でデッキブラシを勇者の剣みたいにして空高く突き合わせる姿はボス戦前にオープニングがかかってきた瞬間くらいのテンションです。空飛ぶカモメでデッキブラシに跨っている姿は魔女の○急便を彷彿とさせます。小学生の頃誰もが一度はすることだと思います。親しみいっぱいです。

立ち位置について。

友人たちと「何度だって立ち上がるんだぜ」で推し以外何をしているか全くわからない話をよくします。未だに解決しません。個人的には水野さんと平松さんがぐるぐるしているらしいのと、小林さんと吉原さんの行方がわかりません。

(追記)水野さんと平松さんがぐるぐるしているのは4歩進んで3歩下がってのところで、ここは何度だって立ち上がっているそうです。大変失礼致しました。

オタク推し以外見えてないせいで同じステージを見ているのか疑うことも多々ありますが、そのくらいにあっちこっちでいろんなことをしてステージ全体をおもちゃ箱にしてくるので全然飽きない。むしろ毎日新しい発見ばかり。すごい。

各地でリリイベを数多く行うボイメンは人数やメンバーに様々な制限があっても、あのパートをこのメンバーが!?みたいになのを全然余裕で見せてくるので変則メンバーの時はわくわくします。なんならフルメンバー揃っていてもMVとライブで立ち位置がいつの間にか変わっているメンバーとかがいます。

この記事を書くにあたってMVを見直して、水野さんの台詞パート後のメンバーが船になっているところで、記憶の中の豊さんと勇翔さんの立ち位置がMVと普段見ているライブとで逆になってることに気が付きました

 

二度目の台詞パートについて。

超絶水野さんの見せ場なのですが、勇翔さんと本田さん推しなので推しについて書きます。

勇翔さんの表情が豊か。勇翔さんは水野さんから問いかけられ、ごくごく当然の答えを述べた途端に違う!と否定される役回り。この後に何をしているかと言いますと、その日によって違うのですが私がみた中では客席に向かってあってるよね!?と訴えかけて終始不満げに口をとがらせていたり、たまに客席から正しいよ!と大いに肯定されると満足そうなお顔をされたり、やれやれアイツ何言ってんだ?と首を竦めて水野さんを呆れ顔で見たり。表情がお喋り。

本田さんについては、番外編がもう一度見たい欲求があります。番外編ってなんぞや?のお話なんですが、本田さんは通常はこのセリフパートの間水野さんを支える馬の一人で、凛々しいお顔をきゅっとした表情にして鍛えた腕をふりあげてぐるぐるしていらっしゃるんですが、誠*6ライブの時は水野さんのポジションでよく通るお声で会場に台詞を響き渡らせています。そして、もう一度番外編というのが、いつだかのライブでここの台詞を膨大な量の文字数アレンジされたにも関わらず小節以内に収め切ったというものになります。あの瞬間会場に感嘆の声が溢れたので最高に推せる!と強く思いました。

 落ちサビについて。

推しシカの人間もここは平松さんの歌声を清聴する姿勢になります。世間的にはマザーラバーでの知名度を着実に高めているけれども、グループにおいては最年少のパフォーマンスリーダーというギャップの鬼。身近な平松推しの情熱に感化されて、というのは半分冗談ですがメンバーのソロサビって聞きほれますよね。その人のオンステージタイムなんですもん。ただこの数秒後には両脇のメンバーと一緒に押忍押忍しています。

とある夏のリリイベ時に、この落ちサビを平松さんが歌った時に一陣の風が吹いたという伝説を聞いたことがあります。ロマン撒き散らしている。

 

と、ここまで思いつくままに楽しいポイントをあげてみたのですが、いま改めて見直しても新しい発見があったりして、早くライブをみたいなって気持ちになったのでもう一度動画をおいておきます。

 


BOYS AND MEN - 「帆を上げろ!」MV

 

最後に。CDの帯に書いてある言葉について。

“ボイメン”のしゃかりき応援歌

“しゃかりき”という言葉は夢中になって、がむしゃらになって何かをする様をさします。

ボイメンは応援ソングがたくさんありますが、この「帆を上げろ!」は応援する側がそんなに必死になる!?ってくらいに歌って踊るメンバーが“しゃかりき”です。

一歩を踏み出すことは、本当に怖いです。けれども、応援してくれる側が全力すぎて、がんばれ!って背中叩いてくれた力強すぎてつんのめりそうになって笑っちゃう。「帆を上げろ!」ってそんな応援ソング。

ステージ上のメンバーも、ファンも、どこかで頑張っている誰かも、誰かの頑張っている姿から頑張れる気持ちをもらっている。だから力は無限大になるのではないかと、最近そう思って聞いています。

 

タイトルは歌詞の最後の言葉を。

己の生きざま、決めるのは自分自身だろうと腹に力をいれて一歩踏み出すのでした。

 

さて、本日のブログは以上です。

長くなった上に拙い文章で、お見苦しいところが多々あって大変申し訳ありません。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

ガッタンゴットンGO発売も今後の企画参加の方々の“1曲”もとっても楽しみです!お疲れ様でした!

 

 

 

帆を上げろ!

帆を上げろ!

  • BOYS AND MEN
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

*1:MBS制作の深夜ドラマ枠

*2:全5話なのでみてください

*3:本来はJR東日本との借地契約は2010年7月末まででしたが、様々な経緯を経て2年間延長しました

*4:「帆を上げろ!」の初回限定版Bにツアーのロードムービーが入っています

*5:つじのしんにょうは点ひとつ

*6:ボイメンの内部ユニット。所属は本田、勇翔、平松、土田、吉原(敬称略)